想像する伝統芸能 ※2013年開催 終了しました

あなたの中によみがえる、自然への祈り

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パネルディスカッション ▶ 音楽と舞踏の協演「出羽マンダラ」 ▶ 伝統芸能 ▶ 伝統芸能解説 ▶ 当日のスケジュール ▶ アクセスマップ

「東北・出羽庄内の文化と伝統芸能の意義」

東北・出羽庄内は古くから自然との共生を基軸に独自の文化を築いてきました。未曾有の大震災を経験し2年を経た今、これからの未来へとつなぎ残すべき東北独自の文化・伝統芸能の意義を再認識し、その深層を探ります。


13:30~ パネル・ディスカッション

■ パネルディスカッション

パネリスト

山折哲雄

  • 宗教学者
  • 国際日本文化研究センター名誉教授(元所長)

パネリスト

佐高信

  • 評論家

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パネリスト

田中優子

  • 法政大学 社会学部教授

森繁哉

パネリスト

森繁哉

  • 舞踏家

岡野 弘幹

パネリスト

岡野弘幹

  • 音楽家

渡部泰山

コーディネーター

渡部泰山

  • 山形大学大学院教育実践研究科准教授
  • アトリエ・山形現代美術館館主


11:30~ 音楽と舞踏の協奏「出羽マンダラ」図絵

森繁哉

舞踏家

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山形県最上郡大蔵村生まれ。そこを拠点に舞踏・芸術活動を展開。「東北からの思考」「東北からの思考 地域の再生、日本の再生、そして新たなる協働へ」共著。

岡野弘幹

音楽家

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自然界の生命を音楽と映像で表現する、日本アンビエント、トライバルミュージックにおける先駆的存在。「地球共鳴」をテーマとした世界の聖地、自然遺産、全国の著名社寺などでの演奏を柱として活動中。

創作番楽と月山交響曲

羽黒山五重塔にて(2012/9/23)

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伝統芸能解説 すべての伝統芸能をわかりやすく解説致します

重要無形文化財 下座太夫

上野由部

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1958年 6歳で初舞台(王祇祭)
1998年 黒川能下座太夫 第20世襲名
2002年 天皇皇后両陛下往幸啓時演能時に説明(湯野浜)
2008年 仏パリ公演「紅葉狩」
2013年 公益社団法人業務執行理事
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伝統芸能のススメ

伝統芸能はライブです。まずは「感じる」ことを大切にして鑑賞するといいでしょう。
音楽や唄、役者の息づかい、手足の運び…、想像力や五感をフル稼働することで、舞台が生み出す世界がさらに豊かに広がっていくことでしょう。
それから、本来能に拍手は必要ありません。
最後のはりつめた空気の名残を味わう、すなわち「残心」を愉しむものです。



10:00~ 伝統芸能①

杉沢比山
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遊佐町杉沢に伝わる古い神楽(番楽)で、鳥海修験の隆盛と衰微の変遷を経るなかで、いつしか修験の徒から村人の手へと受け継がれてきたものと思われる。昭和49年、鳥海が153年ぶりに噴火した時には、火の鳥海山の神霊を鎮めるため、舞が奉納されている。能楽大成以前の古い型・要素が残されていることなどが評価され、昭和53年には国の重要無形民俗文化財に指定された。毎年8月6日「仕組」、15日「本舞」、20日「神送」の三晩、舞が奉納されている。

演目「翁」

「能にして能にあらず」とも「能の根元」ともいわれ、能楽において別格視される「翁」であるが、杉沢比山においても同様で、15日の「本舞」においてしか舞われない。立鳥帽子、白色尉面、帯刀、白月の扇子を持った翁が、四方<薬師(東)・阿弥陀(西)・観音(南)・釈迦毘沙門(北)>の浄土として伏し拝み、宇宙の根元を示したうえで、千秋万歳、天地長久、息災延命を祈って、踏み鎮めをする。


10:30~ 伝統芸能②

松山能
松山能

松山能は寛文の頃(1660年~)、江戸勤番の松山藩士が能楽を修得したことに始まる。明治維新後、武家から町方に伝わり、演能団体「松諷社」によって受け継がれ、昭和55年に県の無形民俗文化財に指定される。現在は1月下旬に小雪の舞う静寂の中で演ずる「雪の能・まつやま大寒能」、8月中旬、神明神社に奉納する「月の能・奉納能」、そしてツツジの花盛りの6月初旬の頃に「花の能・羽州庄内松山薪能」と年3回上演している。

演目「羽衣」

うららかな春の朝、駿河国「三保の松原」に漁師・白龍が釣りに出かけると、松の枝にかかる見慣れない美しい衣を見つける。白龍は家宝にするため持ち帰ろうとするが、そこに天女が現れ、「それは天女の羽衣なので、返して欲しい」と頼んでくる。白龍は、聞き入れず羽衣を返そうとしないが、「それがないと天に帰れない」と悲しむ天女に心を動かされ、衣を返すことにする。それも「天女の舞」を舞うことを条件として。
天女は喜んで、月宮の有様や天女の生活を語り、この松原の景色はその天界にも勝る面白さだと讃えながら舞を舞い、やがて富士の彼方へと消えていく。


15:00~ 伝統芸能③

山五十川歌舞伎
山五十川歌舞伎

山戸能の同じ、山五十川集落で伝承されてきた。神楽に関連して村芝居が生まれたのは江戸時代宝永年間からと伝えられており、山五十川鎮守の河内神社の祭礼神事に結びつき、五穀豊穣を祈願する村人の素朴な信仰と農民娯楽が、いわゆる民俗芸能として伝承され、今日に至っている。演目は院本歌舞伎の時代物が圧倒的に多い。昭和45年には斎藤茂吉文化賞を受けるなど、内外で高く評価されている。毎年5月3日の春祭典と11月23日の秋祭典に上演される。

演目「菅原伝授手習鏡」

【吉田社頭車曳の場】道真に使えていた四郎九郎の三つ子の息子たち梅王丸・桜丸・松王丸はそれぞれ道真・斎世親王・時平に仕えていた。左大臣・藤原時平の告げ口によって右大臣・藤原道真は左遷されてしまう。桜丸は、道真失脚の原因となった苅屋姫と斎世親王の恋の仲立ちをした責任を感じて命を絶つ覚悟でいる。梅王丸と桜丸は話し合い、主人の恨みを晴らそうと駆け出し、吉田神社へ祈願しに来た時平の行く手を遮るが、そこに松王丸が現れた。三つ子の兄弟は牛舎の牛止めを互いに引き合って睨み合うが、車の中から現れた時平の尋常ならぬ不思議な力を前に動けなくなる。松王丸は、梅王丸・桜丸を斬ろうとするが、時平の言葉に従い、三兄弟は遺恨を残して父親の古季の祝いの後に決着をつける事となった。


16:00~ 伝統芸能④

黒川能
黒川能

山形県鶴岡市黒川の鎮守、春日神社の神事能として、氏子たちの手によって500年以上、連綿と守り伝えられてきた。世阿弥が大成した後の猿楽能の流れを汲んでおり、その意味では現存の五流(観世・金春・宝生・金剛・喜多)と同系であるが、いずれの流儀にも属さずに独自の伝承を続け、独特の形と中央では滅びてしまった古い演目や演式を数多く残している。昭和51年には、国の重要無形民俗文化財に指定され、生活に根ざした貴重な民俗芸能として全国から注目を集めている。

演目「岩船」

当今に使える臣下(ワキ)が高麗・唐土の宝を買い取るようにとの宣旨を受け、従者(ワキツレ)とともに住吉の浦に下る。市に来てみると姿は唐人で言葉は日本語の童子(前シテ・前ツレ)に逢う。童子は持っている宝珠を大君に捧げるという。臣下は疑問に感じながら、童子と市の有り様を見回り、浜の景観をめでる。そこで童子は、日本の仁政をよしとした天が宝を天の岩船に積ませ漕ぎ寄せてくる。その漕ぎ手・天の探女は自分のことだと名乗って消える。
勅使が太平の代を賛美していると、童神(後ツレ)が現れ、つづいて日本の龍神(後シテ)が八大竜王とともに金銀珠王を積んだ岩船を守って現れ、宝を船から運び出し、国土繁栄を予祝する。


スケジュール

9/15 (日曜日)

09:30
開会
10:00
伝統芸能① 杉沢比山「翁」
10:30
伝統芸能② 松山能「羽衣」
11:30
音楽と舞踏の協奏「出羽マンダラ」図絵
舞踏家:森繁哉 / 音楽家:岡野弘幹
13:30
パネルディスカッション
山折哲雄 / 佐高信 / 田中優子 / 森繁哉 / 岡野弘幹 / 渡部泰山(コーディネーター)
15:00
伝統芸能③ 山五十川歌舞伎
16:00
伝統芸能④ 黒川能
17:00
閉会
18:00
歓迎レセプション

会場アクセス


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開催は終了いたしました