旧西田川郡役所

カナきゅうにしたがわぐんやくしょ
住所・保管場所山形県鶴岡市家中新町10-18
お問い合わせ致道博物館 0235-22-1199
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  • 重要文化財
  • 1969(昭和44)年12月18日 国指定重要文化財

    1876(明治9)年廃藩置県後の置賜・鶴岡・山形三県が統合し、現在の山形県が誕生しました。

    その後の郡がおかれ、鶴岡は西田川郡となり、郡役所が設置されました。

    1880(明治13)年6月、初代県令三島道庸(みしまみちつね)の命により郡役所が着工され、設計・施工は当地の大工棟梁高橋兼吉・石井竹次郎があたり、翌年5月馬場町に落成しました。

    おりしも、この年9月に明治天皇の東北御巡幸があり、行在所(あんざいしょ)となりました。

    この建物は、中央玄関に突出したバルコニーと中央に塔屋・時計塔がついた木造二階・両翼一階建で、高さ20メートルを有する擬洋風建築です。

    外観には簡素ながら均整のとれた意匠をほどこしており、上げ下げ硝子窓・玄関ポーチの柱脚台と頚巻繰形(くびまきくりがた)、軒先廻りの化粧陸垂木などに、ルネッサンス様式がみられます。

    1969(昭和44)年12月に国の重要文化財に指定されましたが、現地保存ができない事情から致道博物館に譲渡され、1970~72(昭和45~47)年に移築復元工事がおこなわれました。

    なお、時計台の時計は強風のため故障がおおいので取り外し、市内睦町常念寺に移され、現在鶴岡市指定文化財になっています。